ただ牛のように図々しく

好きなものを好きと声を大にして言う、そんな自由なブログ

ココマイスター クリスペルカーフロシュウォレット

昨年の自分の誕生日、妻に欲しいものを聞かれて「お財布。長財布。」と答えた自分。

初め彼女は自身で選んでプレゼントしてくれるつもりだったようですが、私の並々ならぬ財布への拘りを感じ取ったのか(笑)、私が選んだものをプレゼントという形にすることになりました。

 

そして向かったのはココマイスター銀座店。

次の財布はココマイスターかガンゾと決めていた自分ですが、最初にココマイスターに出向き、そのまま一目惚れしてこれに決めてしまいました。

それがこれ、クリスペルカーフロシュウォレット。

 

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私の探す財布の条件としては、

・長財布

・なるべく薄い

・小銭入れは欲しい

・カード枚数は最小限でよい

・数年は使えるものを

 

こんなところだったでしょうか。

これらをドンピシャで満たしたのがこの財布でした。

そしてなにより、店頭でみたクリスペルカーフの、艶やかで潤いのある革質に一目惚れしました。

 

クリスペルカーフなるものはそれまで存在すら知りませんでした。

細やかな水シボが作り出す艶やかな表情は、他の革にはない美しさを湛えています。

また、クロム鞣しの革でありながら、タンニン鞣しのように、化学性らしからぬ経年変化も楽しめる革でもあるそうです。

 

現在使用し初めて1年ちょっと。

経年変化はゆっくりめだけど悪くはないです。

ただ、少し傷がつきやすいのが難点。クリスペルカーフの説明を見ると「傷がつきづらく、目立ちにくい」とありますが、引っかき傷等は普通につくし、割と傷は目立ちやすい印象です。

もちろん革を育てる上で傷は仕方ないのですが、アジと呼べない傷のつき方をします。

でもまあそれもアジなんですけれどね笑

 

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何はともあれ、良いお財布に出会えたと思っています。

まだまだこれからガシガシ使っていきます。

 

J.M. Weston "Signature Loafer #180" - 究極の普遍

先日フランス旅行に行ってまいりました。

ニース→パリという行程でしたが、自分の中でパリ観光のうちのかなりのウェイトを占めていたのが…

 

J.M. Westonの存在!

 

パリに滞在したのは3泊4日で、うち1日はモンサンミッシェルへの日帰りツアーでしたので、他の観光に費やす時間を勘案すると、実質ショッピングが楽しめたのは2日程度。

 

Westonはせっかくならば本店に出向きたかったところですが、移動効率を優先し、パリ サン=ジェルマン店へ。

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出向いたのは15時頃。店内は広くないものの、3者がフィッティングできる構造になっており、来店時は3組がフィッティング中でした。

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しばし待つこと、いよいよ自分の番に。

渡仏前から決めていた、#180 すなわちSignature Loaferをトライ。色はライトブラウン (正しくはタン)に決めていました。

初めてのWestonですので、しっかりサイズを計測いただき、いくつかのサイズをフィッティング。

私は左右の足の大きさの違いが顕著で(左右の足のサイズがピタリと一緒な人間の方が少ないが)、フィッティングにはやや難渋。

7/Dだと左足はジャストだが右足はルースフィト、7/Cだと左足がキツイ…

Westonはコルク沈みが少ないメーカーではあるが、それでも革のストレッチを期待して7/Cに決定。

※ちなみに当方、Aldenのバリーラストのプレーントゥ9901は7 1/2を履いています。

噂に聞くような、顔をしかめる程の痛みを生むフィッティングをジャストとする "ウェストンフィッティング" はなかったものの、左>右で軽い痛みあり、というかパンパンに張っている感覚?

店員のサイズへの拘りは強く、こちらの意見を聞かず、「これが正しいサイズだ!」と笑顔で言ってくる。押し付けがましいわけではなく、本気でそのサイズが一番だと信じている自信たっぷりな表情で、嫌な気は全くしない。

Westonに行く前に出向いたParabootでは、シャンボードを試そうとすると、「サイズはいかがなさいましょう?」と聞かれたので、対照的な印象でした(むしろそれが普通か)。

7/Cはタイトフィッティングではありますが、履いて店内を歩くと、タイトなりにも、もっちりと吸い付くような感覚があってびっくり。まだ履いて間もないのに!

Westonの靴は斯くあるものなのか、フィッティングの妙なのか、いずれにしても新しい感覚です。これから履きこんだらどんなフィッティングになるのか、楽しみになりました。

迷うことなく購入。580€でした(1€=130円で75400円)。

 

brand: J.M. Weston (ジェイエムウェストン)

style: ローファー

model: #180 Signature Loafer

last: 41

material: boxcalf

color: tan

size: 7/C = 7 1/2 C (UK 8C, US 9C)

 

プレメンテのこともあるし、そもそも旅行中は靴に気を使わずガシガシ歩きたいので、買ったローファーはすぐには履けず…帰国後にやっと履くことができました。

やはりタイトめだが…不安はなくむしろストレッチが楽しみです。

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なお、妻にも付き合ってもらい、ついでに(妻を言いくるめて笑)お揃いのローファーを購入。

レディースとはいえ同じ#180であり、ディテールは同様。

当初は私と同じブラウンの予定でしたが、履いてみるとバーガンディが良いとの結論に。f:id:hsuisen:20180708215213j:image

ちなみにレディースは靴袋が鮮やかなピンクで可愛らしいです(メンズは黒)。

 

 

Westonのローファーは端正な顔立ちで、とにかく美しいの一言。

それはまさに、ローファーの完成形にして頂点といっても過言ではないでしょう。

どこかの誰かが「究極の普遍」と表現しています。ローファー、革靴に限らず、ファッションは全て、洗練されていくと行き着く先は「普遍」なのだろうと思います。

これほど "simple is the best" の言葉が似合うローファーは他にありません。

 

大味なAldenが持つ雰囲気とは正反対ですが、どちらが良いということはなく、どちらも同じくらい好きです。

Aldenも大好きです。ちなみにAldenのローファーは、来月ハワイに行く時に縁があればレザーソウルで購入予定です。

 

今後両者を所有することがあれば、どちらかを贔屓?することなく、ファッションや気分で使い分けていきたいと思います。

 

革はまだ初々しい顔ですので、これから育てていきます。

10年後に妻と並んで歩く時は、このローファー達も良い表情になっているはずです。

靴に負けず、アジのある良いおじさんになれるように自分磨きを頑張ります。

 

V36スカイラインクーペ - 日本の貴重なスポーツクーペ

私は車が好きです。

単純にカッコいいものが好き、旅行が好き、ドライブが好き…と車好きになる要素は多々あるのですが、それだけでなく車には言葉では表現できないロマンのようなものがあります。

 

 

今回は一昨年10月から乗り回している愛車、スカイラインクーペについてレビューします。

 

下写真は購入前の実車。正直なところスカイラインクーペははじめ全く候補にはなかったのですが、一目見て心動かされました笑

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[諸元]

ニッサン スカイラインクーペ

グレード:370GT type P

寸法:4655×1820×1390mm

車重:1660kg

エンジン:DOHC V6

総排気量:3.696L

駆動方式:FR

トランスミッション:7AT

最高出力:245kW(333PS)/7000rpm

最大トルク:363N・m (37kgf・m)/5200rpm

乗車定員:4人

 

エクステリア★★★★★

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力強くかつ流麗なプロポーションは唯一無二です。V36セダンと部品の殆どを共用していないことも示すように、セダンとは全く別物の車であり、クーペだからこそ実現したエクステリアだと思います。

現行国産車の中では少なくともトップ3には入るでしょう。生産中止前なら新車で買いたかった。
特にリアからサイドにかけてのルーフライン、リアデザインおよびテールランプは大好きです。

 

インテリア★★★☆☆

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質感は高いとは言えませんが及第点でしょうか。全体的にプラスチッキーでもう少し頑張ってほしいとは思いますが…

メーターは標準的2眼で、青いリング状の加飾は好き嫌いが分かれるところでしょうが私は好きでも嫌いでもありません。言わせていただきたいのは中央のディスプレイ。表示はチープだしスポーツカー然しているわけでもなく微妙です。運転中ずっと見えている場所だからこそこだわってほしかった。

 

シートの座り心地は良いですがタイト感は無く、個人的にはもう少しサイドサポートがあってもよいかな、という感想。アメリカンなシートといえば良いでしょうか。
後席の居住性は女性子供ならば悪くはないでしょう。身長170cmを超えるようだと少しヘッドクリアランスが足りないですが、短距離移動なら問題ありません。

 

ドライビング★★★★☆

車重は感じるものの、トルクがあってアクセルを踏む楽しさがあります。特に低速〜中速域の加速は素晴らしいです。高速域についても、高速巡行時の追い越しは悠々こなします。ついついスピードが出てしまうので注意は必要です。
また高速走行時の直進安定性はピカイチで、GTカーとしてのんびり100km/hほどで巡行しているとすごく気持ちいいです。とばしたくなる一方で、ゆったり流したくもなる、そんな車です。
7速ATモデルですが、2-3速あたりのつなぎでギアショックを感じます。もう少し滑らかになれば尚良しです。
ブレーキの(曙キャリパーではないですが)効きはまあまあで、踏んだ分リニアに効いてくれます。

車体もワイド&ローの割には取り回しやすく、日常の走行や駐車等で困ることは今のところありません。

エンジン音もまあまあです。

 

乗り心地★★★★☆
セダンに比べてスポーティなセッティングで、乗り心地は硬めです。しかし適度な硬さで、ロードノイズの拾い方も不快ではなくショックの角は取れており、むしろハンドルに程良く伝わる路面感は好印象です。
静粛性も(以前コペンに乗っていたせいもありますが)良好で、100km/h程度までなら風切り音もせず非常に居心地の良い静かな空間を作り出します。

 

その他…

 

燃費:
街乗りで6-10km/L、高速走行で10-15km/Lといったところです。燃費を求めるような車でもないので、特に不満はありません。
なお、燃料タンク容量は80Lです。

 

積載性:
ピュア2シーターと異なり4人乗れるという点はやはり大きな強みだと感じます。

クーペということもあり、トランクは奥行き・高さ共に最低限のレベルですが、普段使いで困ることはありません。大きめのスーツケースも載せられますし、2人での旅行ならば不自由しないでしょう。開口部は狭めです。

また、後部座席が可倒式(分割式ではない)で、乗車人数を2人に限定すれば長尺のものも積めます。


パーキングブレーキ:

足踏み式はありえません。ちなみにV37も足踏み式を踏襲しておりドン引き…

 

 

総合評価★★★★☆

大人の落ち着きとスポーティが両立しており、非常に器の大きい車だと思います。

買って絶対に後悔はしません。悩んでいる方は是非!!

 

※もうすぐ日本でもV37クーペにあたるインフィニティQ60に乗れるようになるのかな…早く実車を見てみたい。

 

 

これからも車は気が向いたらちょくちょくレビューしていこうと思います。

ありがとうございました。